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取引先とのトラブル ‐ case1解決バンク

予定日に商品を納入できなかった場合の責任はどうなるのか

 

台風の影響で倉庫が浸水してしまい、納品を待つばかりだった商品がビショ濡れになってしまいました。納品日は明日ですが、とても納品できそうにありません。どうしたらよいでしょうか?

 

【まずは買主に連絡を】

 理由が何であれ納品が遅れることが判明した以上、まず買主にその旨を連絡すべきでしょう。もし買主が納品猶予してくれれば、一応債務不履行は避けることが できます。また、たとえそれが適わないとしても、買主は商品の納入が遅れることを前提に、しかるべき対応をとるでしょうから、いささかでも買主の損害は回避される可能性があり、このことは結局売主に跳ね返ってくることで損害賠償の額に影響を与えることもあります。

 

【納品を猶予してもらえなかった場合】

 この場合は、一応債務不履行責任を覚悟しなければなりません。債務不履行の原因が台風の影響による倉庫の浸水であり、天災という側面も否定できませんが、通常規模の台風であれば浸水しないような倉庫を備えて置くべきだったとも考えられ、売主に全く責任がなかったとしても責任を免れられるかは疑問です。となると、法律上は前述のような履行遅延による遅延賠償あるいは履行不能による遅延賠償は行わなければならず、また場合によっては買主より売買契約が解除される可能性もあります。こうした、最悪の事態を避けるためにも直ちに責任者が先方に出向いて、十分に事情説明し誠意をもって謝罪するとともに改めて納入可能日を伝えます。さらに貴社社の責任が明らかな場合には、損害については、後日誠意をもって交渉に応じる旨を伝え、少なくとも取引先との信頼関係だけは保つようにする必要があるでしょう。

 

いずれにせよ、リスク管理と納期は猶予をもってクライアントに伝えて置くことがベストです。そして何事も根底にあるのは、誠意のある対応あってこそといえるのではないでしょうか?

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